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[書名]：夏の庭 [編著者]：湯本香樹実 [出版社]：新潮文庫 [刊行年]：1994年 [ジャンル]：小説 [コメント]： 知り合いから紹介されて読んでみた本。 すごくよかったので、読み終わってすぐにお気に入りに追加。 興奮冷めやらぬうちに書いたので文章が変なのはご勘弁の程を。 主人公は小学６年生の男の子。 仲良し３人組とひとりの老人の心温まる人間ドラマ。 激しいストーリー展開はないケド、ゆっくりと温かさを感じます。 あとは読んでのお楽しみ。 すごくよいからぜひ読んでみてください。 [掲載日]：2005/09/11 |
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[書名]：燃えつきるまで [編著者]：唯川恵（著） [出版社]：幻冬舎文庫 [刊行年]：2005年 [ジャンル]：小説 恋愛 [コメント]： 何気ない日常。 そこに恋人がいて、それが当たり前の日々。 長ーい時間を付き合うとだんだんそうなっていくもの。 付き合いたてのようなドキドキ感は薄れ、 でも気づかないどこかで支えられている。 ところがそんなある日、突然の別れがやってくる。 この作品はそんな普通の失恋から始まるストーリー。 5年付き合った彼に振られた31歳の怜子が主人公。 絶望の底へと突き落とされた、恋愛のその後を描く。 失恋中の心の描写は見事。 いいほうへ考えたい自分と悪いほうへ考える自分。 そしてただただ突きつけられるだけの冷徹な現実。 思うようにならない葛藤。 失恋したことある人なら誰もが共感できるハズ。 なかなかオススメです。 失恋して間もない人は少し傷が癒えてから読んでください。 [掲載日]：2005/06/11 |
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[書名]：センセイの鞄 [編著者]：川上 弘美(著) [出版社]：文春文庫 [刊行年]：2004年 [ジャンル]：小説 [コメント]： 最近の恋愛小説では激しい性描写も珍しくない。 性描写はなくても、恋愛ストーリーの中で性関係はごく当然の如く描かれる。 そのような恋愛小説が多い中、この作品ではかなりプラトニックな恋愛を描いている。 初めて読んだときは、途中まで恋愛小説であることすらわからなかったほど。 内容を軽く。 ３０も後半になる独身女性ツキコさん。 そしてツキコさんの高校時代の国語担当だったセンセイ。 居酒屋で隣り合わせたのをきっかけに時々一緒に飲むようになる。 ストーリーは急展開するでもなく、ツキコさんとセンセイのゆっくりとしたペースで進む。 どこか暖かく、静かで、純粋。 読んでいるとき、読み終わった後、すごく幸せな気持ちになれるハズ。 [掲載日]：2005/03/27 |
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[書名]：１リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記 [編著者]：木藤 亜也(著) [出版社]：幻冬舎文庫 [刊行年]：2005年 [ジャンル]：エッセイ（？！） [コメント]： 生きるってどういうことだろう。 自分が抱えている不安やつらいことなんてたいしたことないのではないか。 読み終わってそんなことを感じた本。 内容は題名のとおり、日記を編集して本にしたもの。 それだけに病気のつらさ・苦しさ・ちょっとしたことのうれしさなど、 生の心の動きが伝わってくる。 だから切ない。 確かに誰にだって抱える事情がありつらさがある。 それは他人と比べられるものではない。 でも、夢を見ることは許されている。 それだけでも十分幸せなのかもしれない。 [掲載日]：2005/03/27 |
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[書名]：天国の本屋 [編著者]：松久淳 ＋ 田中渉(著) [出版社]：新潮文庫 [刊行年]：2004年 [ジャンル]：小説 [コメント]： 去年竹内結子主演で映画化された映画の原作本． 残念ながら映画のほうを見る機会はありませんでしたが，原作本のほうはかなりよい． 最近いい作品にかなりめぐり合っていますがその中でもかなり上位にランクインする作品． さて，内容． 主人公さとしが不思議なおじいさんに連れられ天国へ． 天国の本屋で店長代理としてアルバイトをする羽目に． そこでワケあり少女ユイと知り合う． さとしは徐々にユイにひかれていくのだが…． 疲れている人，癒されたい人にオススメ． 読み終わったあとすごく幸せな気持ちになれるハズ． 読みやすいので読書初心者や若い人にもオススメ． この本の特徴として，本文中に実際にある本の名前や文章が出てくる． 中にはすごく懐かしい本もあり懐かしい気分にさせられる． [掲載日]：2005/02/20 |
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[書名]：パイロットフィッシュ [編著者]：大崎善生(著) [出版社]：角川文庫 [刊行年]：2004年 [ジャンル]：小説 [コメント]： 大崎善生はあまり聞いたことない人も多いのでは？！ 去年札幌にいるとき出逢って目をつけていた作家です． 落ち着いた文体と描写がすごくよいです． これから伸びてくる作家だと思います． 江國香織，村上春樹，山本文緒あたりが好きな人なら一読の価値あり． 彼らとはまた一味違った面白さがあります． さて，この作品について． 「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない。」 それは記憶があるが故． １９年前の彼女からかかってきた１本の電話から，いくつかの過去と現在を含めた物語が走り出す． 恋愛小説なのにコテコテの恋愛ものではなく，ドロドロしているはずなのにさわやか． 過去は消えない，でも戻らない． あとは本を読んでのお楽しみ． ぜひ多くの人に読んでもらいたい作品です． [掲載日]：2005/02/02 |
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[書名]：夜回り先生 [編著者]：水谷修（著） [出版社]：サンクチュアリ出版 [刊行年]：2004年 [ジャンル]：エッセイ？？ [コメント]： 最近いい本に出合えずなかなかこのコーナを更新できなかったのですが，久々のヒット． 現場の先生は小中高にかかわらずぜひ一読してください． 現役定時制高校教員が本気で子どもたちと向き合っていく． どんなに教員という職業に入れ込んでいても，ここまでできる人はなかなかいません． 教育とは無関係の人でも，こんな先生がいるということをぜひ知ってもらいたいです． こんな生き方できたらかっこいい，俺はそう思いました． [掲載日]：2004/10/06 |
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[書名]：君へ。 [編著者]：ダ・ヴィンチ編集部(編集) [出版社]：廣済堂 [刊行年]：2004年 [ジャンル]：超短編 [コメント]： コミュニケーションをテーマに作家３７人が書き下ろした超短編集． 人とのつながりあいを描いた心温まる作品が多いです． 新しい作家を探すのにもよいかも． ちなみに俺は，モーニングコール(田口ランディ)・ 今から寝るよ(藤田宜永)・ 白紙(高橋源一郎) がお気に入り． [掲載日]：2004/07/31 |